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2007-04-23 Mon 00:37
彼らはなぜ死を選択したのか?生と死の狭間で揺れる若者5人の葛藤を同世代の目線で描き、いじめや鬱による自殺の真実に迫る。実物の遺書と遺族からの返信の手紙を全文掲載し、命の価値、家族のあり方を問う。つらい経験を自らの力に変え、前向きに生きようとする遺族への取材も新たに収録。生きることの大切さを伝える完全ノンフィクション。 最近になって涙もろくなったなぁと思う。感動しても悲しくても目頭がジィ〜ンってなることはあっても「涙」が頬に流れることはそうそうなかったんですよね。でも最近はよく泣くようになりました。ただ、映画だったりドラマでは泣きませんよ。ああいった演技の世界についてのことは「あぁ演技なんだな」とか「おっ、ここはNG出さんといけたのか?」なんていううがった見方しかまだできないもので。それならまだアニメーションの方が泣けますね。『火蛍の墓』は鉄板だし、劇場版クレヨンしんちゃんとか普通に泣けますよアレ! まぁ他にも明治安田生命だっけ?小田和正の。あれも最近エンドレスで観て泣いてたし、ドキュメンタリーだったり、ノンフィクションの話に泣くようになりました。あとFFのオーケストラ聴いてて涙流してました。いつからこんな涙もろい人間になったんだか。 とまぁ前フリが長くなりましたが、この本は僕が本屋で何気なしに立ち読みしてたら急に泣きそうになったんで「これはマズイ!このままじゃあられもない姿を他人に見られてしまう!!」と思い購入。今までだったら絶対こういったものは買わなかったんですがね。 ハッキリ言いまして、僕はこの本を誰かに薦めたりしません。薦められて読む本でもないと思うし、小説と違って面白いとか勉強になるといったことは全くありませんから。この点から、ブログで紹介するのも躊躇ったんですが、どうせ身内しか読んでない自己満足のものなんで紹介してみることにしました。あまり深い事は書きませんがね。 この本には5人の若者の遺書とその遺族の手紙が全文掲載されており、かなり重い内容になってます。イジメ、鬱、人間不信といった理由から死を選ばなければならなかった若者の声なき声、最期の言葉が載っています。先ほども書きましたが、本当に重いです、胸にズシっときます。 もちろんこの200頁ほどで自殺した人の全てを理解することなんてできるわけもないし、自殺願望のある人に「これを読んで考え直せ!」なんて言えるわけもありません。本当に自殺を考える人にはそんな余裕なんてないんですから。だから僕のようなちゃらんぽらんな人間がこういった本を読んで、少しでも理解することが大事だと思うし、顔も知らない、話したこともないけど、この人達が残した欠片を拾い集めることぐらいはできるんじゃないかなと思う。綺麗事だと一笑してくれても良しです。 遺書を読んでて、この人達は本当に「死にたい」ではなく「生きたかった」っていう気持ちで筆を取ってたんだと感じた。こんな時って周りの人間の言葉はどれぐらいの力を持ってるんだろうか?僕が今まで生きてきた中で、自殺をほのめかすような発言をした友人はいなかったし、そういった相談を受けたこともない。だからそうなった時にどういった言葉をかけられるかも分からない。本気で聞かないかもしれないし、大慌てで止めるかもしれない。 ただ、「死んだら負けだ」とか「死んだらみんなが悲しむぞ」なんて言葉はかけたくないなと思う。これは余計にその人を苦しませることになると思うし、別に生き死には勝ち負けの問題じゃないですからね。その人が少しでも安心できるようなことを言ってあげれる人間でありたいと思います。それがもし最期に交わす言葉だとしても。 |
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2007-04-06 Fri 18:42
少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「【GODIVA】カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが……。 そういやこのブログって小説レビューもやってたなってのを思い出したんで久しぶりに書いてみることにしました。でも最近全然読んでないんですよね、読む気力がない!いかんなぁとは思ってます。だから今日も過去読んだものから。 これは出てすぐに買って読んだからもう結構前になるのかな?乙一が講談社のミステリーランドっていうまぁ児童書シリーズのために書き下ろした新作ですね。調べてないから間違ってたらどうしよ・・・ 中身とは全然関係ないんだけど、僕が一番感じたことは「読みにくい」でした。もちろん文章が下手とかいうことじゃなくて、一応児童書ってことなんで平仮名が多いんですよね。普段漢字で読み慣れている文字が平仮名で表記されるとものすごい読みにくかった。あと所々に挿入されている絵がキモかった。僕には合わない絵柄でした(笑 内容の方は、探偵と少年が力を合わせて怪盗を追い詰めるっていうお約束の展開かと思いきや、中盤以降から思いがけない展開で読者を引き込む力はさすがですね。児童書だからといって侮れません。 登場人物も個性あるんですが、一番凄いのはやっぱ年上の不良少年ですね。こいつは結構物語の中でお重要人物の一人なんですが、全然いい奴にならない!やっぱこういった人物って、最後の方は主人公の友達になったり友情がどーのこーのっていういい奴になるのがまぁセオリーじゃないですか。それがずっと悪いジャイアンだもん。いつになったら綺麗なジャイアンになるのよ?って感じで読んでたんだが。でもそういったところがこの作者らしく、いい味出してたと思います。っていうかこの物語にいい奴なんてほとんど出てこないわ。 まぁこれは可もなく不可もなくってな感じでした。ちなみに登場人物はみんなチョコ関係らしいですね。僕はゴディバしか知りませんでした。 |
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2007-02-19 Mon 00:28
なぜ、私なの?―賭博師シェルの奸計により、少女娼婦バロットの叫びは爆炎のなかに消えた。瀕死の彼女を救ったのは、委任事件担当官にしてネズミ型万能兵器のウフコックだった。高度な電子干渉能力を得て蘇生したバロットはシェルの犯罪を追うが、その眼前に敵方の担当官ボイルドが立ち塞がる。それは、かつてウフコックを濫用し、殺戮のかぎりを尽くした男だった…弾丸のごとき激情が炸裂するシリーズ全3巻発動。 SFはあまり読みません。それでもこれはめっちゃくちゃ面白かったです。万人に薦められる本だと勝手に思っています。 かなり科学技術が発達した未来の設定ですが、世界観はしっかりしているし、話の展開もスピーディー、難解の用語も出てくることもないので全3巻スラスラ読めます。 物語の土台には、証人保護だとか生命保護といった法律関係があるんですが、その中にSF活劇がふんだんに盛り込まれてる。『攻殻機動隊』みたいなサイバーガンアクションが一番作品としては近いかも。まぁそれがすっごくかっこよく描写されてます。 しかしですね、この作品の最も素晴らしいところっていうのはガンアクションの描写じゃないんですね。もちろんガンアクションはかっこいいし、SFとして出来映えもいい。ただやっぱり一番推すべきところは2巻中盤から3巻の中盤まで続くカジノシーンでしょう! このカジノシーンっていうのは、物語を進めるうちでは不要なシーンなんです。100万ドルのチップを集めるっていう目的はあるんですが、そんなもん銃振り回してドンパチやらかしてる間に盗めゃいいですよ。そっちの方がアクション性もあるし、この作品の流れ的に考えたらベストなはずなんです。それをほぼ1冊分カジノでルーレットやらブラックジャックやってるシーンの描写ですからね、作品の構成としては完全に破綻してます。 ただ、このカジノシーンが本当に凄い!いろんな書評を読んでも、このカジノシーンはベタ褒めされてます。 ギャンブルの中にある心理戦を活字でここまで描写できるものなのかと興奮しっぱなしでした。ブラックジャックの最後のシーンなんて鳥肌もんですね。凄すぎて僕なんかがここで表現できないのが何とも悔しいのですが、とにかく素晴らしいです! この作品は本当に最初から最後までページを捲る手が止まりませんでした。海外作品っぽい洒落た言い回しなんかも全然鼻につかないし、むしろ何でもかっこよく読めちゃうんですね。これはもう作者の筆力にやられました。 現在、続編であり、過去の話でもある『マルドゥック・ヴェロシティ』が発売中。心身共に落ち着いたら買います! |
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2007-02-12 Mon 09:24
「6月24日は全世界的にUFOの日」新聞部部長・水前寺邦博の発言から浅羽直之の「UFOの夏」は始まった。当然のように夏休みはUFOが出るという裏山での張り込みに消費され、その最後の夜、浅羽はせめてもの想い出に学校のプールに忍び込んだ。驚いたことにプールには先客がいて、手首に金属の球体を埋め込んだその少女は「伊里野可奈」と名乗った…。おかしくて切なくて、どこか懐かしい…。ちょっと“変”な現代を舞台に、鬼才・秋山瑞人が描くボーイ・ミーツ・ガールストーリー、登場。 普段はね、全然読まないんですよ、ライトノベルって。なんちゅーか、読んでてついていけないっていうかね、疲れる(笑) でもこれは何となく気になったんで読みましたよ、全4巻! 確か一昨年の冬に読み出して1年以上もかかりました(;^ω^) 内容なんですが、ライトノベル王道と言えるボーイ・ミーツ・ガール小説にちょっとSFを組み合わせた感じかな。まぁいわゆるセカイ系とかってやつですよ。 謎の美少女転校生、スポーツ万能・頭脳明晰・顔だってまずくないけどCIA志望の変人先輩、明らかに主人公に好意があるのに辛くあたるクラスメイト、そしていたって普通の主人公。もうこれでもかってぐらいキャラが出来上がっている。っていうか出来すぎ! 物語は、序盤はありがちな展開ではいはいって感じなんですが、いつのまにか引き込まれますねこれ。あんま覚えてないけど面白かったですよ! 平穏な日常の中に少しずつだけど確実に忍び寄る戦争という影。まぁ何と戦争してんだかよく分かりませんが、世界は自分達が見ている日常だけが真実の姿ではない、それは遠いようで近い世界、その中で生きる少年少女が気持ちよく描写されているんじゃないでしょうか。 コメディな部分が比較的多いんですが、内容的には結構シリアスで切ない。それでいてノスタルジックな雰囲気も出てるし、好きな人はかなりハマると思います。僕もノスタルジー小説は結構好きなんで楽しめました。読破に1年以上かかったけどね。 とりあえずこれは夏に読んだ方がいいと思います。夏休みの暑い日にアイスなんか食いながら読む本としては最適なんじゃないかなと。うん、非常に良く出来た作品です。 ただ、やっぱりキャラのセリフのテンションやギャグ的な部分を素直に読めない自分がちょっとね・・・。年取ったってことですかね゚(゚´Д`゚)゚。 え〜、前述した通り、ライトノベルって全然読まないんですが、せっかくブログで自己満足って分かっててもこんなレビュー書いてるんで、これからはもうちょっと読んでいこうかなと思ってみたりしています。いくつか気になるものもありますし、頑張ってみます。 |
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